DIYで居場所をつくる~賃貸を設計事務所にリノベーション~

賃貸の1室を借りて事務所にしました。昨年末から始めていたのですがようやくグリーンも入って落ち着きました。半分DIY、半分スウェーデンの家具といった感じでしょうか。
特別過ぎるものはなにも使っていないし、壁や天井は傷めないようそのままにしています。

このようなよくある賃貸の1室だったのですが裏にクッション材の付いたフローリングを張ることで温かい感じになりました。張り手間は2人で1.5日といったところ。塗装は若干手抜きでオイル塗装1回塗り。1人で1日で塗って24時間乾燥させて終了。ヤスリ掛けなどは全くしていませんが問題ありません。
その後ホームセンターで購入してその場でカットしてもらった集成材を組んで机に。こちらもオイル塗装ですが、小口や表面を少しヤスリ掛けしています。木の香りが強いので小口は何回か塗装をした方が良いです。

DIYはあまりがんばると疲れてしまうのでほどほどにして、例のスウェーデンの家具をいくつか購入。あちらの家具はサイズが大きめなので注意が必要です。棚は小さめのものを2つ購入して統一感を出しつつあとでレイアウトが自在になるようにしています。
木目の家具が多くなってきたのでテーブルの天板はグレーのシートを張りました。モノが分かりづらいので建材を通販で買うことはあまりしないのですが、ローテーブルの脚を買ってみたりして。(フローリングはサンプルを何種類か取り寄せて確認しました。)

そんなわけでデスク廻りもグリーンに囲まれてとても快適になりました。
プロのplant creatorのgreen buckerさんに感謝。

ごあいさつ

葵建築設計はこれまでの個人事業を改め葵建築設計株式会社として始動することとなりました。
これまで同様住まいの設計を中心におきながら、これまでの経験を生かしその他の用途の建築にも幅広く取り組んで参りたいと考えております。

今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

これからの省エネ住宅の話 ~BOOKPARKちばぎんざ~

8月11日、BOOKPARKちばぎんざにて「これからの省エネ住宅」と題して1時間ほどお話しと対話をさせていただきました。暑い中お集まりいただいた方から質問ももらって、こちらも勉強させていただきました。

具体的には2025年の省エネ法改正のお話を簡単にさせてもらい、省エネに向かう時代の流れを知ってもらいました。断熱と一次エネルギー消費量の考え方もなるべく分かりやすく説明しました。

その上で身近にできることをいくつかご紹介しました。今のお住まいでも実現できそうなこと、たとえば窓の開け方、打ち水、庭の木の植え方などから窓やガラス、断熱材の考え方まで。築年数を経過している家にお住まいの方は、外付けブラインドや内付のハニカムブラインドに興味がわいたようで、工事はどのようにするのかなど具体的な質問もいただきました。

省エネ住宅は断熱材やガラス、省エネや創エネ設備機器など目に見えづらい場所にお金がかかるものです。またよりより住まいを考えるとバランスの良い設計、工事の精度なども求められる時代になっていると思います。そんな意味から設計事務所の重要性もお伝えしました。よく、デザインは普通でいいから工務店やビルダーに頼むという声をききます。設計事務所=デザインを頼むところと思っていらっしゃる方も多いでしょう。

デザインだけが設計事務所の仕事ではありません。住む場所全般に目が行き届く仕事ができればと思っています。それは省エネでありコストであり工事の監理でありデザインでもある。それらを全部バランス良く一つの場所としてつくることを目指しています。

以前作成したスツールも展示していたところ、販売しているんですか?おいくらですか?かわいいですね!などのお声がけをいただきました。まだ試作品なのですが改良して販売できるかたちにしていこうと思っています。このイスの端材でつくったペン立ても好評でした。

真夏に省エネ住宅の話をやってみます ~BOOKPARKちばぎんざ~

暑いですね。こんなに暑いとお家にいたいですね。お家にいるのにくつろげない・・・
そんなわけで溜まった本や書類を整理するために本棚を買って片づけて、少しおちついたところです。

8月11日(金)13:30~14:30、お盆ではありますが千葉中央駅から5分ほどのBOOKPARKちばぎんざにて「これからの省エネ住宅」と題してお話をすることになりました。お金のかからないちょっとした生活の工夫やリフォームの考え方などもお話しします。家を建ててしまったからもう無理!と思わずに、お気軽にご参加ください。この先省エネ法、建築基準法が改正されることで、新築やリフォームの考え方も変わってきます。そのあたりも簡単にご説明できればと思っています。

会場には終日おりますので住宅相談もお受けします。予約なしでお気軽にふらっとお立ち寄りください。

「建築士の仕事展」2023.06.28~07.02

今回の仕事展には多くの方がご来場いただき感謝しております。多くの方々に地元の建築士の様々な仕事を見ていただくよい機会になりました。また、建築士になりたいというお子さんにも出会い、こちらも元気をもらいました。
ワークショップも土日のみの開催にもかかわらず、大変多くの方にご参加いただきました。人が集中してしまった時間帯には、充分な対応ができなかったこともあり申し訳なく思っています。来年はまた新たな企画で皆さまに喜んでいただけるようにしたいと思っております。

出展しました椅子は試作品でしたが、何名かの方から高評価をいただきました。販売等の予定はまだありませんが、引き続き作っていきたいと思います。

「建築士の仕事展」開催のお知らせ

2023年6月28日(水)から7月2日(日)まで船橋市民ギャラリーにて「建築士の仕事展」を開催します。船橋市、八千代市の建築士たちが日頃の仕事内容を紹介します。建築士といっても設計、工事、設備、行政など専門分野によってさまざまな仕事があることを実感していただけると思います。
土日は子どもも大人も楽しめるワークショップを開催いたします。
個人的には昨年完成した建築の紹介と椅子のモックアップを展示しております。

住まいの風景 黒の家 ~シンプルで心地よい住まい方~

4か月ほど前に完成した黒の家に伺いました。
「家具などはまだそろっていないのですが・・・」とお住まいのご夫婦。
5月の清々しい空気が家中を通り抜けていきます。
ミニマリストのシンプルな暮らしぶりが素敵でした。

外壁は黒一色ですが周りの植栽と調和しすっきりとした印象に。
斜めの袖壁がシンプルな中に個性的な立面を作り出しています。

展示&ワークショップのご案内 建築家の住宅レシピ展

千葉県船橋市・習志野市・浦安市の先輩建築家の方々と展示を行うことになりました。

お子様でも参加できるワークショップもやります。(土曜、日曜開催)

佐倉市立美術館!…GC’ 市民ギャラリーにて、6月2日(金)~4日(日)詳細は以下をご覧下さい。

数名の建築家が常駐していますので、住まいの相談も随時受け付けております。


ケンチク・ふらっととは千葉県船橋市・習志野市・浦安市の建築設計事務所のグループです。詳しくは以下HPをご覧下さい。
https://arihonf.wixsite.com/kenchiku-flat

シェア本棚 一箱店主 住まいに関する本

BOOK PARKちばぎんざにてシェア本棚の一箱店主をすることになりました。住まいに関する本を中心に貸出しと販売をしています。住まいをより良くしたいとお考えの方に参考になればと思います。
布製文庫本カバーも販売しています。
平日のみのオープンです。

〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央中央3丁目3−9 MF9ビル 2 階
rebuildlabo.net

販売している本の一冊をご紹介します。

「エアコンのいらない家」山田浩幸著
初版は2011年ですから、近年広まった高断熱高気密住宅よりも一昔前のお話のように思われるかもしれません。しかし、住宅の性能をどんどんあげていく考え方以前の、大切な部分である「自然の原理原則」をわかりやすく解説してくれている本です。
住まいの基本は太陽、風、湿気などの自然といかにうまくつきあうかにあると思います。必ずしもエアコンをなくそうとか過度な省エネをすすめるという内容ではなく、バランスの取れた暮らし方の提案がなされています。
最近では断熱材や窓の性能を気にされたり、床下エアコンを検討されたりする方も多くなったように感じます。またさまざまなことを数値化して競うような風潮もあります。
私は住宅設計をしている者として、まず、「自然の力」を活かす家づくりをお勧めしたいと思います。一生に何度もない家づくり。性能をあげることばかりにお金を使ってしまってはもったいないと思いませんか。
快適で省エネで健康的に暮らしたい、もっと家づくりを自由に楽しみたいと思われる方こそ、性能はほどほどに、自然と上手に付き合える家にして、お金は本当に自分が豊かな気持ちになれることにかけてはいかがでしょうか。